展示会には多くの競合企業が出店しています。広い会場内で多くの人に自社のブースに足を運んでもらうには、ひときわ興味を引くような装飾が必要となります。悪目立ちせず、自社の商品を引き立たせるデザインが必要となるので、ブースの設営には専門的な知識や技術が必要となります。展示会装飾を引き受けている業者がいるので、初めて展示会に出店するという企業は相談してみましょう。
展示会の装飾を専門とする業者では、装飾のデザイン案から依頼できます。企業側からの要望があれば、極力取り入れて最適なデザインを提案してくれるでしょう。また、業者によってはデザインだけでなく、設営を依頼することも可能です。自社がどこまでの作業を負担して、どこから業者に任せるのかを明確にしておきましょう。
専門業者には、デザインの提案から設営、片付けまで一貫して依頼することができます。難しい設営の場合には、デザインを考えたり装飾に使うアイテムを揃えるのに時間を要します。また、夏場などイベントが多い時期には業者も依頼が増えて忙しくなるので、出展が決まったらすぐに依頼しましょう。イベントの3ヶ月前には依頼しておくことが理想的です。
見本市とは、その名の通り実際に自社の製品やサービスを展示することを指します。気に入ればその場で売買の交渉が行われ、販売契約が結ばれるという点が特徴です。自社製品やサービスの紹介ではなく、販売を目的に開催されます。
自社製品やサービスを展示するという点は見本市と変わりませんが、販売ではなく紹介を目的に開催されるのが展示会です。売り込みも行いますが、それ以上に新作の発表や製品の特性を周知することを目的として開催されます。